穂高と夏の花たち 1 


涸沢カールより穂高連峰を望む 2004年8月4日撮影
峻険な岩峰群からなる穂高連峰は、日本第3位の標高3190mの奥穂高岳を中心に、北穂高岳(3106m), 涸沢岳(3110m)、前穂高岳(3090m)、西穂高岳(2909m)、などで形成されており、一般にそれらを総称して穂高と呼ばれている。

北アルプスの南端に連なり、上高地から見上げるその山容は、日本を代表する山岳風景といっても過言ではない。

W・ウェストンも「日本で一番雄大な眺望の一つ」と絶賛した風景。穂高は各大学の山岳部や社会人のアルピニストの積雪期におけるトレーニングやクライマーたちの登攀ルートの開拓の場としても多くの若者たちが集い、日本のアルピニズムの発祥の地となった。

穂高の東側にある涸沢カールは、日本最大規模といわれる氷河形成を残しており、夏でも豊富な残雪がある。

穂高連峰をぐるりと仰ぎ見る涸沢は登山のベースとしても人気の高い場所。

夏はシナノキンバイやチングルマ、クルマユリなどのお花畑に彩られ、秋にはナナカマドやダケカンバの紅葉があでやか。夏山シーズンと9月末から10月始めまではかなりの混雑となる。

・コースと所要時間
上高地から横尾経由で涸沢、奥穂、吊り尾根、前穂、岳沢、上高地のルートで
第1日 上高地-(50分)-明神-(50分)-徳沢-(1時間)-横尾-(1時間)-本谷橋-(2時間)-涸沢 第1日目コース合計タイム5時間40分
第2日 涸沢-(3時間)-穂高岳山荘 合計タイム3時間(穂高岳山荘より奥穂往復1時間20分、涸沢岳往復40分)
第3日 穂高岳山荘-(50分)-奥穂高岳-(2時間30分)-前穂高岳-(3時間)-岳沢ヒュッテ-(2時間)-上高地 第3日合計タイム8時間20分

2012年 涸沢カール季節の情報
(2012/7/07情報】
今年は全体的に山の残雪は多めです。上高地より涸沢までの登山道も、横尾を過ぎると所々に残雪が出て来ます。登山道を外さずに、夏道を進んで下さい。

本谷橋からはしっかり雪が付いており、軽アイゼン、ストックを携帯したほうが登り易いです。本谷橋からも夏道沿いに進んで下さい。トレースはしっかり付いております。

涸沢から上部の穂高連峰も残雪は多めにありますので、しっかりした装備が必要です。
涸沢での朝の気温はマイナス3度から5度、日中は6度から20度位の気候です。


2010年 涸沢カール季節の情報
(2010/10/07情報】
涸沢カールが10月5日の朝の気温が氷点下1,2度まで下がり、紅葉が一気に進み、充分見応えのある色合いとなってきました。

まだ見頃の始めと言ったところで、初々しい紅葉の状況です。これから10月の中旬頃まで、艶やかな涸沢の紅葉が楽しめそうです。

(2010/10/04情報)
涸沢カールの紅葉が色合いを増して来ました。ナナカマドも一部は赤味も増し、いい色具合となって来ております。ダケカンバも色付いて来ておりますが、まだ色具合は薄めです。

ここに来て気温もかなり下がって来ておりますので、見頃のピークは秒読み段階となって来ております。
今の様子からして、連休の前頃から最高潮を迎えると予想しております。今後の気温に注目するところです。

(2010/9/27情報)
涸沢カールはここに来て気温が下がり始め、朝の冷え込みも徐々にきつくなって来ております。
朝の日の出前は0度近くまで下がるようになって来ており、この分では紅葉も色付きを増して来るでしょう。

例年10月の初めには見頃を迎える涸沢カールですが、今年はそれより若干遅くなる傾向は見受けられます。しかしこれから増々気温の低下は進むと考えられ、紅葉の色付きもピッチを早めて来ると予想されます。

(2010/9/20情報)
草紅葉が始まった涸沢カールは9月18,19,20日の連休は大勢の人達でにぎわい、テント場では400ものテントの花が咲きました。

信州は今週後半から気温がグーンと下がる予報が出ております。ナナカマドやダケカンバたち木々の紅葉も始まるのでないかと思われます。ナナカマドの実はすでに真っ赤に色付いております。

見頃のピーク予想は難しいところですが、昨年より9月の前半の気温が高めに推移しているところから、昨年よりは多少遅くなるのではないかと予想されます。

10月の第2週目くらいから連休の頃が一番の見頃と予想されます。

(2010/9/15情報)
日本列島は9月の半ばにさしかかっておりますが、まだ残暑の厳しい日々が続いております。しかし高山では確実に秋の気配がしのびより、気温も下がり始め、一部草紅葉も始まりかけております。

標高2400m附近の涸沢カールでは9月15日、朝の最低気温が8度を記録しました。樹々たちは気温が10度を下回ると、根からの水分補給をストップして冬への備えに入ります。これからいっそう気温の低下が始まり、草や樹々たちが色付き始める季節を迎えております。高山でも昨年に比べると9月の前半の平均気温は高い傾向にあります。その分紅葉も昨年に比べて遅くなる傾向はあります。

紅葉の進み具合は今後の気温と降雨によるところが大です。


(2010/6/16情報)
涸沢カールはまだ積雪が2mから5mほどあり、雪の中に眠っております。5月26日に本谷橋は架け替えられ、通行が出来る様になっております。

残雪状況は横尾から本谷橋まではほとんど消えておりますが、本谷橋からは残雪があり、トレース上にに赤いマークがしかれております。足元に不安な方は軽アイゼンおよびストックを使用すると良いでしょう。

カールの気温は朝方は10度前後で日中は15度近辺の状況です。カール内から穂高方面へはまだ残雪がしっかりあり、アイゼン、ピッケルは必要です。稜線もまだしっかり雪がありますので、行動には冬山装備が必要です。

これから梅雨に入り、残雪のあるところは朝方は凍っている箇所もあると思われますので、慎重な歩行で対処すると良いでしょう。

上高地から本谷橋までは雪も消え、春の高山植物も咲いており、快適なトレッキングが楽しめます。



上高地バスターミナル
早朝に上高地バスターミナルに到着。登山者カードを堤出し、軽い朝食を取り出発の準備に取りかかる。今日の穂高山荘の朝の気温は5度との事で、気温が10度以下の場合は好天が予想されるとの登山カード受付けの係りの人の情報を聴く。

思った通りの好天で河童橋を左に見て一路明神をめざす。バックの西穂も朝日に輝き、今回の山旅を祝福して迎えてくれているかのように見えてくる。

河童橋


スタートの河童橋付近より朝日に輝く穂高連峰を写す


明神に向かう登山者

早朝の明神に到着


明神岳
主峰2931mの明神岳を左に見ながら穏やかな登山道を、のんびり景色を楽しみながらの今日の序盤の散策を軽やかに行く。

清流の梓川も朝の光に輝き、清き流れと紺碧の空が同化して色と音のハーモニーが心に染み込む。

梓川の風景


にぎわいを見せる氷壁の宿・徳沢園

明るい雰囲気の徳沢のテント場


横尾までの登山道を行く
徳沢から横尾に続く登山道を行く登山者。
木漏れ日を浴びて快調な足取り。
この付近ではソバナやクガイソウ、オタカラコウがたくさんに花を付けていました。
横尾は涸沢や槍ヶ岳をめざす人の分岐地点ともなりまた宿泊施設の横尾山荘もある。お風呂に入れますのでうれしい限りです。


横尾に到着

梓川にかかる横尾橋を渡り涸沢への登山道に入る


屏風岩
横尾谷に入りしばらく行くと左にそそり立つ屏風岩が見えて来る。屏風岩を見ながらの歩行となる。

本谷橋を渡る登山者。この橋はかなり揺れますので2,3人づつ渡るくらいがいいと思います。

本谷橋を渡る登山者


登山道から遠くに見え始めた涸沢

樹林帯の登山道を行く


ミヤマシシウド

イワギキョウ

ダイコンソウ


はっきり見え始めた穂高連峰


真近に迫った涸沢

標高2309mの涸沢ヒュッテに到着。
今日の行程はここまでです。
夏の涸沢カールを充分に堪能。


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涸沢ヒュッテのパノラマテラスで
至福のひととき

花盛りのテント場


北穂高岳方面の豪快な景色 涸沢ヒュッテパノラマテラスより 2004/8/2 撮影

穂高の攻略はMAMMUT(マムート)製品で快適登山

前方に涸沢槍を望みザイテングラード中盤を行く
MAMMUT製品に付いての細かい情報に付きましてはこちらよりご覧下さい。
MAMMUTトップページより製品情報のページへ
MAMMUT社は1862年 Kaspar Tannerがスイスのレンツブルクに近いディンティコンに伝統的なロープ工場を建て、会社の基礎を築きました。

今日、マムート スポーツ グループは、登山、アウトドアレジャー、スノースポーツ製品の開発、製造、販売をしている革新的な会社です。  200人が働いているスイスのセオンにある中央拠点に加えて1992年より、マムート グループは世界中に支店、子会社があり、 グローバルな販売を広い範囲に及ぶ支店、子会社のネットワークが行っております。今注目のブランドです。

●山行メモ
第1日目はゆっくりペースで河童橋から小梨平、左手に梓川を望みながら明神、徳沢、横尾までは山の空気を楽しみながらの歩行でした。横尾からは横尾大橋を渡り横尾谷へ、屏風岩を左に見ながら行くと、正面に北穂高岳が見えてくる、本谷橋を渡ると傾斜もきつくなり、穂高連峰や涸沢カールが見えてくる。しかしここからが意外に長い、涸沢にはふたつの山小屋がある、直進すれば涸沢ヒュッテ、右に曲がれば涸沢小屋、涸沢カールからは右から北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳と穂高の山々がカールを取り囲む景観が素晴らしい。
翌日第2日目は涸沢カールからザイテングラートと呼ばれる急登が始まる。途中、クサリ場を越え一歩一歩高度を上げて行く、ザイテングラートを登り切ると白出のコルに建つ穂高岳山荘に到着。
第3日目は穂高岳山荘から奥穂高岳へ鉄ハシゴやクサリ場は慎重に登る。山頂からは北には槍ヶ岳がそびえ、ジャンダルムの雄姿や眼下には岳沢と上高地が見え、感動的でした。展望をしばし楽しみそのあと吊尾根に進み岩稜をたどり、紀美子平に出る。ここにザックをおいて前穂高岳を往復する。前穂高岳の山頂へは岩のマーキングに追っての急登となる。ここからの景色もまたすばらしい景観でした。
紀美子平に再び戻り、そこから岳沢ヒュッテをめざしての下山となる、この重太郎新道はきわめて傾斜がきつい、気を引き締めての下降となる。余裕があれば岳沢ヒュッテでもう1泊すればゆとりのある山行となります。
記・写真 山田 輝


穂高夏の山旅2へ(涸沢からザイテングラードを越えて白出のコルへ、そして涸沢岳へ

アクセス
[車]長野自動車道松本ICから国道158号線を梓川沿いを沢渡まで、ここからバスで上高地へ入山
[電車]JR中央本線松本駅より-(松本電鉄上高地線30分)-新島々ここからバスで上高地へ入山
お問い合せ
長野県松本市安曇
・松本市安曇支所TEL.0263-94-2301 ・松本市アルプス観光協会TEL.0263-94-2221


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紅葉の涸沢カール 08年10月4日撮影
2008/10/5情報
涸沢カールの紅葉が見頃となってきております。昨年より1週間ほど早めの紅葉状況です。
9月末の低温時期と適度な降雨が好影響をもたらしたようです。これから1週間から10日くらいが見頃と思われます。


2007/10/11撮影
-写真提供涸沢ヒュッテより-


2007/10/3撮影
-写真提供涸沢ヒュッテより-


2006/10/03撮影 
-写真提供涸沢ヒュッテより-

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・季節の輝きを求めて
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・途中に咲いていた花たち

センジュガンピ


ソバナ


モミジカラマツ


オタカラコウ


ハクサンフウロ


ヨツバシオガマ


ミソガワソウ


クルマユリ


タテヤマウツボグサ


タマガワホトトギス


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にぎわう夏の上高地河童橋付近
旅行中は免疫力も高まり、肌の老化や生活習慣病の予防の効果も期待出来る


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・周辺情報























上高地1 夏の大正池から河童橋(00/8/30)

上高地2 新緑の河童橋から明神池(01/6/13)

上高地3 紅葉の大正池から河童橋(03/10/16)

上高地4 紅葉の河童橋から明神池(03/10/16)

上高地5 上高地から横尾へ(05/8/1)