穂高と夏の花たち 1 


涸沢カールお花畑より穂高連峰を望む 2004年8月3日撮影
峻険な岩峰群からなる穂高連峰は、日本第3位の標高3190mの奥穂高岳を中心に、北穂高岳(3106m), 涸沢岳(3110m)、前穂高岳(3090m)、西穂高岳(2909m)、などで形成されており、一般にそれらを総称して穂高と呼ばれている。北アルプスの南端に連なり、上高地から見上げるその山容は、日本を代表する山岳風景といっても過言ではない。W・ウェストンも「日本で一番雄大な眺望の一つ」と絶賛した風景。穂高は各大学の山岳部や社会人のアルピニストの積雪期におけるトレーニングやクライマーたちの登攀ルートの開拓の場としても多くの若者たちが集い、日本のアルピニズムの発祥の地となった。穂高の東側にある涸沢カールは、日本最大規模といわれる氷河形成を残しており、夏でも豊富な残雪がある。穂高連峰をぐるりと仰ぎ見る涸沢は登山のベースとしても人気の高い場所。夏はシナノキンバイやチングルマ、クルマユリなどのお花畑に彩られ、秋にはナナカマドやダケカンバの紅葉があでやか。夏山シーズンと9月末から10月始めまではかなりの混雑となる。

2008年 涸沢カール 季節の情報
(2008/6/12情報)
涸沢カールは6月に入り、新緑が少しずつ始まって来ております。本谷橋付近ではミネザクラやムラサキヤシオツツジなどが咲き始め、山野草ではヒメイチゲ、サンカヨウ、コイワカガミ、ミヤマカタバミ、ショウジョウバカマなどが咲き始めています。
涸沢までの登山道は本谷橋までは雪はなく、本谷橋付近から残雪があります。トレース沿いにマーキングがしてありますので、それに沿って進む。足元が不安な方は軽アイゼンとストックがあると安定します。涸沢カール内は1m〜3mの積雪があり、穂高稜線への登山には12本アイゼンとピッケルが必要になります。
気温は日中で11度、朝は6度くらいの状況です。

コースと所要時間
上高地から横尾経由で涸沢、奥穂、吊り尾根、前穂、岳沢、上高地のルートで
第1日 上高地-(50分)-明神-(50分)-徳沢-(1時間)-横尾-(1時間)-本谷橋-(2時間)-涸沢 第1日目コース合計タイム5時間40分
第2日 涸沢-(3時間)-穂高岳山荘 合計タイム3時間(穂高岳山荘より奥穂往復1時間20分、涸沢岳往復40分)
第3日 穂高岳山荘-(50分)-奥穂高岳-(2時間30分)-前穂高岳-(3時間)-岳沢ヒュッテ-(2時間)-上高地 第3日合計タイム8時間20分


上高地バスターミナル
早朝に上高地バスターミナルに到着。登山者カードを堤出し、軽い朝食を取り出発の準備に取りかかる。今日の穂高山荘の朝の気温は5度との事で、気温が10度以下の場合は好天が予想されるとの登山カード受付けの係りの人の情報を聴く。

思った通りの好天で河童橋を左に見て一路明神をめざす。バックの西穂も朝日に輝き、今回の山旅を祝福して迎えてくれているかのように見えてくる。

河童橋


スタートの河童橋付近より朝日に輝く穂高連峰を写す


明神に向かう登山者

早朝の明神に到着


明神岳
主峰2931mの明神岳を左に見ながら穏やかな登山道を、のんびり景色を楽しみながらの今日の序盤の散策を軽やかに行く。

清流の梓川も朝の光に輝き、清き流れと紺碧の空が同化して色と音のハーモニーが心に染み込む。

梓川の風景


にぎわいを見せる氷壁の宿・徳沢園

明るい雰囲気の徳沢のテント場


横尾までの登山道を行く
徳沢から横尾に続く登山道を行く登山者。
木漏れ日を浴びて快調な足取り。
この付近ではソバナやクガイソウ、オタカラコウがたくさんに花を付けていました。
横尾は涸沢や槍ヶ岳をめざす人の分岐地点ともなりまた宿泊施設の横尾山荘もある。お風呂に入れますのでうれしい限りです。


横尾に到着

梓川にかかる横尾橋を渡り涸沢への登山道に入る


屏風岩
横尾谷に入りしばらく行くと左にそそり立つ屏風岩が見えて来る。屏風岩を見ながらの歩行となる。

本谷橋を渡る登山者。この橋はかなり揺れますので2,3人づつ渡るくらいがいいと思います。

本谷橋を渡る登山者


登山道から遠くに見え始めた涸沢

樹林帯の登山道を行く


はっきり見え始めた穂高連峰


真近に迫った涸沢

標高2309mの涸沢ヒュッテに到着。
今日の行程はここまでです。
夏の涸沢カールを充分に堪能。


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涸沢ヒュッテのパノラマテラスで
至福のひととき

花盛りのテント場


北穂高岳方面の豪快な景色 涸沢ヒュッテパノラマテラスより 2004/8/2 撮影

●山行メモ
第1日目はゆっくりペースで河童橋から小梨平、左手に梓川を望みながら明神、徳沢、横尾までは山の空気を楽しみながらの歩行でした。横尾からは横尾大橋を渡り横尾谷へ、屏風岩を左に見ながら行くと、正面に北穂高岳が見えてくる、本谷橋を渡ると傾斜もきつくなり、穂高連峰や涸沢カールが見えてくる。しかしここからが意外に長い、涸沢にはふたつの山小屋がある、直進すれば涸沢ヒュッテ、右に曲がれば涸沢小屋、涸沢カールからは右から北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳と穂高の山々がカールを取り囲む景観が素晴らしい。
翌日第2日目は涸沢カールからザイテングラートと呼ばれる急登が始まる。途中、クサリ場を越え一歩一歩高度を上げて行く、ザイテングラートを登り切ると白出のコルに建つ穂高岳山荘に到着。
第3日目は穂高岳山荘から奥穂高岳へ鉄ハシゴやクサリ場は慎重に登る。山頂からは北には槍ヶ岳がそびえ、ジャンダルムの雄姿や眼下には岳沢と上高地が見え、感動的でした。展望をしばし楽しみそのあと吊尾根に進み岩稜をたどり、紀美子平に出る。ここにザックをおいて前穂高岳を往復する。前穂高岳の山頂へは岩のマーキングに追っての急登となる。ここからの景色もまたすばらしい景観でした。
紀美子平に再び戻り、そこから岳沢ヒュッテをめざしての下山となる、この重太郎新道はきわめて傾斜がきつい、気を引き締めての下降となる。余裕があれば岳沢ヒュッテでもう1泊すればゆとりのある山行となります。
-記・写真 山田 輝-


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2007/10/11撮影
-写真提供涸沢ヒュッテより-


2007/10/3撮影
-写真提供涸沢ヒュッテより-


2006/10/03撮影 
-写真提供涸沢ヒュッテより-


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タマガワホトトギス


ミヤマシシウド


イワギキョウ


ダイコンソウ

・周辺情報





上高地1 夏の大正池から河童橋(00/8/30)
上高地2 新緑の河童橋から明神池(01/6/13)
上高地3 紅葉の大正池から河童橋(03/10/16)
上高地4 紅葉の河童橋から明神池(03/10/16)
上高地5 上高地から横尾へ
(05/8/1)
上高地の山野草