諏訪大社御柱祭り

諏訪大社の御柱祭の起源はどの祭より古く、日本書紀に1500年前の記録が記述されております。

全国に1万社以上在る諏訪神社の本家筋に当たる『信濃の国一の宮』諏訪大社の式年造営が7年毎に行われます。平安時代の記録に残るこの催しは、七年毎の寅と申の年に行われ、山麓の6市町村20万人の氏子が参加します。

神殿の四隅に建てられる御神木は氏子達が御神木となる樅の木の見立て、伐採、山出し、里曳き、建柱の行事をすべて一年がかりで行います。4月、5月の2ケ月間は熱狂的な山麓の氏子達であふれ豪快な祭典絵巻が繰り広げられます。

諏訪大社は上社、下社からなりその上社に前宮と本宮、下社に春宮と秋宮とがあります。

上社は御神体を背後の守屋山としており成立は1500〜2000年前とされております。下社の御神体は御神木とされ,それを祀る御神座が7年毎に新たに造営されます。

2016年諏訪の御柱は再び熱い熱気に包まれて、勇壮な祭りが繰り広げられます。

2010年諏訪の御柱は再び熱い熱気に包まれて、勇壮な祭りが繰り広げられます。


上社山出し 梃子衆、曳子衆に曳かれる巨大な御柱 2004/4/3撮影

・2004年 諏訪大社御柱祭りスケジュール
平成16年春に開催される諏訪大社御柱祭の日程
☆上社 山出し祭 4月2日(金)〜4日(日)
☆上社 里曳祭  5月2日(日)〜4日(火・祝)
☆下社 山出し祭 4月9日(金)〜11日(日) 
☆下社 里曳祭  5月8日(土)〜10日(月)

諏訪大社上社の本宮と前宮の社殿の四隅にこの御柱が建柱されます。直径1mで12トンもの巨木8本が20kmの道程を10万人の里人に曳かれてまいります。4月の山出し祭と5月の里曳き祭がおこなわれ様々な見せ場を展開してくれます。上社の氏子は諏訪宿を中心とする氏子連とは異なり農村地帯を背景としているため奉納行事は地味な感じがします。その反面、御柱にメドデコを取付その上に選ばれた梃子衆がはれやかに騎乗し長い行程を曳かれて行きます。

上社御柱
曵行担当地区
山出し
4月2日(金)〜4日(日)
里曳
5月2日(日)〜4日(火・祝)
綱置場出発
木落とし
川越し
御柱屋敷到着
御柱屋敷出発
建て御柱
本宮一
茅野市玉川・豊平
2日8:00
3日10:00
3日14:00
3日15:00
2日9:00
4日14:00
本宮二
諏訪市中洲・湖南
2日8:00
3日12:50
3日16:00
3日17:00
2日9:50
4日13:00
本宮三
富士見町富士見・茅野市金沢
2日8:00
4日9:30
4日12:30
4日14:00
2日10:40
4日15:00
本宮四
茅野市ちの・宮川
2日8:30
4日12:00
4日15:00
4日16:00
2日11:30
4日16:00
前宮一
茅野市湖東・北山・米沢
2日8:00
3日11:20
3日15:00
3日16:00
2日12:20
3日12:00
前宮二
茅野市泉野・原村
2日8:00
3日14:00
4日10:00
4日12:00
2日13:10
3日13:00
前宮三
富士見町本郷・境・落合
2日8:30
4日10:30
4日14:00
4日15:00
2日14:00
3日14:00
前宮四
諏訪市豊田・四賀
2日8:30
4日13:30
4日16:00
4日17:00
2日14:50
3日15:00
[注]いずれも予定時刻
[注]上社山出し祭4月2日(金)〜4日(日)・上社里曳祭5月2日(日)〜4日(火・祝)
曵行予定 3/5信濃毎日新聞より

下社の春宮、秋宮の社は旧中仙道の諏訪宿沿いに位置します。御柱は12kmの距離を引かれ2〜3日の行程にて春宮、秋宮の境内に入ります。すべて氏子の人力のみにて曳き建てが行われる方式はいにしえから変わらず続けられております。御柱の里曳きは境内への建御柱で終わりますが諏訪宿では騎馬行列、長持行列、花笠踊、竜神踊りなどの時代絵巻がひろげられております。近年の御柱祭は100万人の人出で賑わい豪快な木落としの場所に近づけなかったツアー客が多かったと聞いています。下社は諏訪宿を中心とす氏子連にて行われる為、きらびやかな奉納行事が多く見られます。

下社御柱
曵行担当地区
山出し
4月9日(金)〜11日(日)
里曳
5月8日(土)〜10日(月)
棚木場出発
木落とし
注連掛到着
注連掛出発
建て御柱
秋宮一
下諏訪町(1.2.3.7.9区)→岡谷市川岸→諏訪市上諏訪地区
10日9:30
11日15:00
11日17:30
8日10:30
10日
秋宮二
諏訪市上諏訪地区→岡谷市湊・川岸・長地
9日8:30
9日15:45
9日18:00
8日10:30
10日
秋宮三
下諏訪町(4.5.6.8.10区)→同町(2.3区)→岡谷市旧市内全地区
10日9:00
11日13:00
11日15:30
8日11:00
10日
秋宮四
岡谷市旧市内(岡谷.新屋敷.小尾口) →下諏訪町(4.5.8.10区)→同町全区
10日7:30
10日13:00
10日15:30
8日13:00
10日
春宮一
岡谷市旧市内(小井川.小口.今井.西堀 間下.上浜.下浜) →岡谷市旧市内全地区 
10日8:00
10日15:00
10日17:30
8日8:30
8日
春宮二
岡谷市長地
10日8:30
11日11:00
11日12:30
8日9:00
9日
春宮三
岡谷市川岸→下諏訪町(1.6.7.9区)
9日8:00
9日14:15
9日16:30
8日9:00
10日
春宮四
岡谷市湊
9日7:30
9日12:45
9日15:00
8日10:00
9日
[注]いずれも予定時刻 下社建て御柱は時刻未定
[注]下社山出し祭4月9日(金)〜11日(日)・下社里曳祭5月8日(土)〜10日(月)
曵行予定 3/5信濃毎日新聞より

・伐採
御柱に使われる用材は、下社では八島高原に近い束俣国有林から切り出される樅(もみ)の木の大木である。御柱の3年前に仮見立て、2年前に本見立て、前年に伐採される。4本の柱の長さは、一の御柱が五丈五尺(16,7m)で「以下五尺落ち」と言われ、二の御柱は五丈、三の御柱は四丈五尺、四の御柱は四丈と、五尺ずつ短くなる。

・山出し
四月の山出し祭りでは、伐採地から大平棚子場の御柱置場まで搬出された御柱を、国道142号線沿いの注連掛まで曳行する。この途中、傾斜度35度、100mにも及ぶ急坂を落とす木落としでは、自他共に認める御柱男たちが命懸けで御柱に乗っておりようとする。これが下社最大の見せ場である。

・里曳き
五月の里曳き祭りでは、注連掛から春宮と秋宮にそれぞれ御柱を曳き付け建御柱が行われれる。騎馬行列や長もち、神輿、民謡踊りなど華やかな催し物が繰り広げられ、町内は御柱祭一色に染まる。
下諏訪産業観光課より画像、情報利用させていただきました。



アクセス
[車]中央自動車道諏訪IC・長野自動車道岡谷IC
[電車]JR中央本線上諏訪駅下車・JR中央本線下諏訪駅下車
お問い合せ
・諏訪市観光協会 長野県諏訪市高島1-22-30 TEL0266-52-2111 http://www.suwakanko.jp/
・諏訪市観光案内所 TEL0266-58-0120
・下諏訪町商工観光課 長野県諏訪市下諏訪町 TEL0266-27-1111
・下諏訪観光協会 http://shimosuwa.com/