志賀山と四十八池めぐり


志賀山と四十八池湿原(向かって左が志賀山、右が裏志賀山)
標高2035mの志賀山と標高2040mの裏志賀山はまわりを大小おおくの湖沼に囲まれた形で座している。

志賀高原はおおくの火山や火山活動によって生まれた山で、古くからの活動によって出来た複雑な地形を形成しており、それにより湖沼、湿原、高山植物、原生林など多彩な要素が集まり、亜高山帯の山岳風景の美しさをいっそう引き立たせている。

志賀高原の湿原を代表する四十八池は大小60もの池塘が点在し初夏はワタスゲ、ヒメシャクナゲなどが群落を形成してさわやかな風になびいている。

また9月中旬からの紅葉の季節は山全体が錦の衣を着たようにあざやかな姿にうつり変わる。


コースと所要時間
硯川より前山リフト乗車-(5分)-前山(前山湿原展望台)-(10分)- 渋池-(20)-志賀山入口分岐-(40分)-志賀山-(30分)-裏志賀山-(25分)ー四十八池-(40分)-前山リフト-(5分)-硯川
周回合計タイム2時間55分(休憩や食事タイム、写真撮影など入れても4時間見れば余裕があります。)
その他のコースとしましては
前山より(前山湿原展望台)渋池、四十八池、裏志賀山を往復コース 所要合計タイムは2時間30分
前山より(前山湿原展望台)渋池、四十八池、大沼池、逆池、清水公園まで 所要合計タイムは3時間30分

志賀山と四十八池及び大沼池への出発点の熊の湯前山リフト。5分で標高1796mの前山山頂へ山頂の前山湿原はワタスゲの宝庫となっている。


くっきりそびえる笠ヶ岳

横手山山頂を望む


横手山をバックに静かに横たわる渋池

前山山頂より30分程で四十八池と志賀山への分岐にさしかかる。右方面は四十八池へ左方面は志賀山へ


志賀山山頂より笠ヶ岳を写す

標高2035mの志賀山山頂指標

志賀山山頂から裏志賀山山頂までは30分程の道のりですが、その途中には志賀の小池、鬼の相撲場の池が望まれる。こんなところにも池が点在しているのが志賀高原の複雑な地形のせいでしょう。

鬼の相撲場の池

標高2040mの裏志賀山山頂の志賀山神社の祠。


裏志賀山山頂からのコバルトブルーの色合いが美しい大沼池


四十八池湿原は長野県の天然記念物に指定されており、志賀山と鉢山とのに囲まれた標高1880mにあり大小60あまりの池、沼が存在している。湿原内にはミズバショウ、ヒメシャクナゲ、ミズギク、ワタスゲ、コバイケソウなどが生育しモリアオガエル、クロサンショウウオなどの生息する学術上貴重な湿原となっています

四十八池に群落をなして咲いていたヒメシャクナゲ。


ワタスゲとコバイケソウ

可憐なヒメシャクナゲ


コバルトブルーの大沼池
四十八池より大沼池への分岐を大沼池方向に進むと約3,1km(1時間)でコバルトブルーの大沼池に着きます。
四十八池からはかなりの下りとなります。帰りはそこから戻ってもよし、また5km先(所要時間1時間15分)にある清水大沼池入口バス停まで歩いても行けます。

四十八池を後に前山リフトまで戻ってきました。途中にニッコウキスゲがきれいに咲いていました。

ニッコウキスゲ


蓮池近くにあるワタスゲ平のワタスゲが満開に咲き純白のジュウタンの様でした


風になびくワタスゲの花

●山行メモ
前山リフトで標高1796mの前山湿原展望台へ、初夏の心地よい風が流れ、来たリフト方面を望むと眼下に熊の湯のスキー場やホテル、旅館が点在し、その上部の空の中には笠ヶ岳がくっきりそびえている。そこから左手方面に目をやると、これまた志賀高原の最高峰、標高2305mの横手山が手の届きそうなくらいに、真近に迫っている。前山湿原展望台のまわりの湿原にはワタスゲが純白の穂をたわわかせていた。

前山湿原展望台から少し行くとすぐ渋池に着く、横手山をバックにしずかな湖面がかすかな風に時々ざわめいていた。これから志賀山を目指して気合いを入れ足を運ぶ、志賀山と四十八池への分岐を左手方向の志賀山へのルートを選択、木道を少し行くといよいよ志賀山への急登が始まる、いきを整えつつ40分程の奮闘で志賀山山頂に到着、ここは回りが木々におおわれ視界が比較的悪く、山頂の指標を撮影して裏志賀山へと先に進む、一旦下降して、またしばしの登りとなるが30分ほどで裏志賀山山頂へと到着、ここからのコバルトブルーの大沼池が大変美しかったです。

ここで休憩をして軽い食事と水分を吸収。(志賀山と裏志賀山の間には鬼の相撲場の池と志賀の小池が見える。)休憩ののち四十八池まで下りとなる、この辺になるとゴゼンタチバナ、マイズルソウ、コイワカガミ、シロタマノキなどの可憐な高山植物が目を楽しませてくれる。約25分の下りで四十八池に到着、楽しみにしていたワタスゲが見事に咲いていた、そのほか可憐なヒメシャクナゲが咲きコバイケソウの群落が蕾みをふくらませていた。

梅雨の合間の天気にしては申し分のない天気で写真の撮影もうまくいきました。帰りの前山湿原展望台リフト乗り場までは軽い足取りで行けました。そして前山湿原展望台で梅雨の合間の素晴らしい天気を味わいながら景色もゆっくり堪能しました。秋の紅葉の時期もきっと素晴らしいだろうと思いました。
記・写真 山田 輝


アクセス
[車]上信越道信州中野ICから志賀中野道路、国道292号湯田中、渋温泉郷経由、志賀高原へ
[車]関越自動車道渋川伊香保ICから長野原、草津温泉(志賀草津道路、渋峠冬期通行止)経由志賀高原へ
[電車]長野電鉄湯田中駅下車、それぞれのバスで目的地へ行きます。
志賀高原へは、長電バス横手山方面行きで志賀高原へ
お問い合せ
長野県下高井郡山之内町
志賀高原観光協会TEL0269-34-2404・山之内町観光協会TEL0269-33-1106
長野電鉄TEL026-248-6000・長電バスTEL026-295-8008




ゴゼンタチバナ

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