涸沢カール過去の季節の情報一覧


涸沢カールの春の季節の情報から夏の情報、秋の紅葉の情報など季節季節の旬の情報を発信しております。このページは過去の情報を取りまとめ、一覧で発信しております。残雪状況や登山道情報、花の情報、また秋の紅葉情報など年ごとに自然は違う顔を見せます。過去の情報等を参考にして、登山計画や紅葉見物の日程などにご利用して下さい。

2010年 涸沢カール季節の情報 
(2010/10/07情報】
涸沢カールが10月5日の朝の気温が氷点下1,2度まで下がり、紅葉が一気に進み、充分見応えのある色合いとなってきました。

まだ見頃の始めと言ったところで、初々しい紅葉の状況です。これから10月の中旬頃まで、艶やかな涸沢の紅葉が楽しめそうです。

(2010/10/04情報)
涸沢カールの紅葉が色合いを増して来ました。ナナカマドも一部は赤味も増し、いい色具合となって来ております。ダケカンバも色付いて来ておりますが、まだ色具合は薄めです。

ここに来て気温もかなり下がって来ておりますので、見頃のピークは秒読み段階となって来ております。
今の様子からして、連休の前頃から最高潮を迎えると予想しております。今後の気温に注目するところです。

(2010/9/27情報)
涸沢カールはここに来て気温が下がり始め、朝の冷え込みも徐々にきつくなって来ております。
朝の日の出前は0度近くまで下がるようになって来ており、この分では紅葉も色付きを増して来るでしょう。

例年10月の初めには見頃を迎える涸沢カールですが、今年はそれより若干遅くなる傾向は見受けられます。しかしこれから増々気温の低下は進むと考えられ、紅葉の色付きもピッチを早めて来ると予想されます。

(2010/9/20情報)
草紅葉が始まった涸沢カールは9月18,19,20日の連休は大勢の人達でにぎわい、テント場では400ものテントの花が咲きました。

信州は今週後半から気温がグーンと下がる予報が出ております。ナナカマドやダケカンバたち木々の紅葉も始まるのでないかと思われます。ナナカマドの実はすでに真っ赤に色付いております。

見頃のピーク予想は難しいところですが、昨年より9月の前半の気温が高めに推移しているところから、昨年よりは多少遅くなるのではないかと予想されます。

10月の第2週目くらいから連休の頃が一番の見頃と予想されます。

(2010/9/15情報)
日本列島は9月の半ばにさしかかっておりますが、まだ残暑の厳しい日々が続いております。しかし高山では確実に秋の気配がしのびより、気温も下がり始め、一部草紅葉も始まりかけております。

標高2400m附近の涸沢カールでは9月15日、朝の最低気温が8度を記録しました。樹々たちは気温が10度を下回ると、根からの水分補給をストップして冬への備えに入ります。これからいっそう気温の低下が始まり、草や樹々たちが色付き始める季節を迎えております。高山でも昨年に比べると9月の前半の平均気温は高い傾向にあります。その分紅葉も昨年に比べて遅くなる傾向はあります。

紅葉の進み具合は今後の気温と降雨によるところが大です。


(2010/6/16情報)
涸沢カールはまだ積雪が2mから5mほどあり、雪の中に眠っております。5月26日に本谷橋は架け替えられ、通行が出来る様になっております。

残雪状況は横尾から本谷橋まではほとんど消えておりますが、本谷橋からは残雪があり、トレース上にに赤いマークがしかれております。足元に不安な方は軽アイゼンおよびストックを使用すると良いでしょう。

カールの気温は朝方は10度前後で日中は15度近辺の状況です。カール内から穂高方面へはまだ残雪がしっかりあり、アイゼン、ピッケルは必要です。稜線もまだしっかり雪がありますので、行動には冬山装備が必要です。

これから梅雨に入り、残雪のあるところは朝方は凍っている箇所もあると思われますので、慎重な歩行で対処すると良いでしょう。

上高地から本谷橋までは雪も消え、春の高山植物も咲いており、快適なトレッキングが楽しめます。



2009年 涸沢カール季節の情報
(2009/9/28情報)
涸沢カールの紅葉が見頃となってきました。27日には雨も降り、いいおしめりとなり、ナナカマドやダケカンバにも紅葉への好影響となりそうです。

色具合も濃さを増して来ており、いい色具合となってました。昨年より5日から6日くらい早い紅葉状態で、今度の週末くらいが最高潮ではないかと予想されます。
10月に入る頃からが見頃予想と思われます。

(2009/9/16情報)
涸沢カールはこのところ気温が急に下がり始め、9月10には薄い初氷が張りました。
草紅葉が始まったところで、全体的にはまだ色付き具合は弱いです。これからは気温も除々に下がり始め、紅葉の進み具合もテンポを早めてくる事が予想されます。


朝の気温は0度から7度位で日中は10度から13度くらいの温度となってきております。
ナナカマドやダケカンバの色付きは今月下旬くらいからが予想されます。

(2009/6/29情報)
下界では新緑も終わり、緑濃い初夏の陽気となっておりますが、標高2400m附近の涸沢カールでは、今新緑が始まって来たところです。

残雪状況は上高地から本谷橋までの登山道には残雪はなく、本谷橋から上がるに従って残雪は増えて来ます。特にSガレ附近からは多くなっております。
部分的には手が入っており、歩き易くはなっております。登山道にはトレースやマーキングがあり方向を示した跡がついております。

涸沢まではアイゼンは必要ありませんが、そこから上に上がる場合は冬用のフル装備が必要となります。
気温は朝方は7度、日中は天気の良い時で15度、悪い時は10度から12度位の気候です。

登山道脇には春の山野草のサンカヨウ、コイワカガミ、エンレイソウ、ミヤマキスミレ、ミヤマカタバミなどが見られます。


紅葉と涸沢岳 2008/10/9撮影

紅葉の涸沢カール
画像提供涸沢ヒュッテ 10月4日撮影

2008年 涸沢カール季節の情報
(2008/10/11情報)
10月9日より涸沢カールの紅葉の取材に出かけました。思っていた紅葉状況で横尾からすばらしい紅葉の中、いい映像がたくさん撮れました。

紅葉も一番の見頃時期で天候も最高の日でしたので大自然の紅葉を堪能し、あらためて自然の偉大さを再確認したことになりました。

(2008/10/05情報)
涸沢カールの紅葉が見頃となってきております。昨年より1週間ほど早めの紅葉状況です。
9月末の低温時期と適度な降雨が好影響をもたらしたようです。これから1週間から10日くらいが見頃と思われます。
涸沢ヒュッテは予定では今年は11月4日に小屋締めのよていです。


(2008/9/22情報)
標高2400m付近の涸沢カールは秋の紅葉の季節へと変わり始めております。ナナカマドの実は真っ赤に色付き、葉も一部色付き始めております。今年の紅葉の状況は昨年よりは若干早めの状況です。気温も朝は10度近辺で日中は15度位で推移しております。全体的にはまだ緑が多い状況ですが、今後の気温低下と適度な降雨があれば、紅葉も一気に始まる気配を見せております。
見頃の予想は10月5日頃から10日頃になりそうな気配です。

(2008/7/9情報)
涸沢カールの雪解けは順調に進み、全体的には夏の雰囲気が出て来ました。しかしまだ残雪は随所にあり、涸沢ヒュッテ手前のSガレ周辺(涸沢ヒュッテ40分手前)より残雪は付いております。その付近は今現在は新鮮な新緑の世界に包まれております。涸沢周辺ではオオカメノキ、シナノキンバイ、イワツメグサ、エゾクロクモソウなど夏の花も咲き始めて来ました。涸沢カールから穂高稜線へはかなりの残雪がまだありアイゼン、ピッケル、ストックなど重装備が必要です。気温は日中では15度位で最低気温は10度前後の気温状態となっております。テント場はまだ雪が多く残っておりますので、充分な準備が必要です。これから梅雨空けと共に、夏山シーズンが始まりますが、無理のない日程でお出かけ下さい。

(2008/6/12情報)
涸沢カールは6月に入り、新緑が少しずつ始まって来ております。本谷橋付近ではミネザクラやムラサキヤシオツツジなどが咲き始め、山野草ではヒメイチゲ、サンカヨウ、コイワカガミ、ミヤマカタバミ、ショウジョウバカマなどが咲き始めています。
涸沢までの登山道は本谷橋までは雪はなく、本谷橋付近から残雪があります。トレース沿いにマーキングがしてありますので、それに沿って進む。足元が不安な方は軽アイゼンとストックがあると安定します。涸沢カール内は1m〜3mの積雪があり、穂高稜線への登山には12本アイゼンとピッケルが必要になります。
気温は日中で11度、朝は6度くらいの状況です。

・2007年  涸沢カール 夏の情報
(2007/7/30情報)
上高地から横尾、本谷橋経由涸沢まではほとんど雪は消えております。ヒュッテ付近には残雪がまだありますが、ステップが切ってありますので問題はありません。涸沢から上の穂高稜線に向かう登山道は部分的に雪渓があります。特に涸沢周辺に多く見られます。不安な方は軽アイゼンをお持ち下さい。
涸沢のテント場にはまだ残雪が多く、混雑する日には雪上設営になる可能性がありますので、防寒対策を万全にして下さい。カール内の夏の花たちも咲き始め、色とりどりのお花畑が見られます。今はハクサンイチゲ、シロバナグンナイフウロ、シナノキンバイ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンポウゲ、コバイケソウなどが見頃となっています。今年はコバイケソウがたくさんの蕾みを付けておりますので、大群落が見られそうです。

(2007/7/6情報)
涸沢カールはまだすっぽり雪に埋まっております。7月6日現在で2〜3mくらいの残雪があります。横尾からの登山道はほとんど消えておりますが、日陰には雪は残っているところが多いです。涸沢ヒュッテ手前500mからはしっかり残雪がついております。ザイテングラードは取り付きから穂高山荘手前までは雪は大分消えていますが、穂高山荘近くからは残雪が付いております。
気温は朝方は8度くらい、日中はこのところ天候がすぐれず11度から13度くらいと日中でも気温は低めです。横尾からの登山にはキヌガサソウ、エンレイソウ、ツクバネソウ、ショウジョウバカマなどの花が見られます。穂高の稜線にはまだ残雪が多いとの事ですので、慎重な行動が必要かと思われます。

・2007年  涸沢カール 秋の情報

2007/10/11撮影
-写真提供涸沢ヒュッテより-
2007/10/11情報)
10月7日穂高連峰に初冠雪を記録し、穂高も序々に秋深しの様相を呈して来ました。涸沢カールも連休付近から紅葉も見頃を迎え、ダケカンバの黄色と真っ赤なナナカマドとの色のコントラストが鮮やかになり、カール全体もしっかり色付いてきており美しい紅葉風景を見せております。例年に比べ1週間程遅れた紅葉ですが今週の週末くらいまでは美しい涸沢カールの紅葉が見られそうです。
今週末には北日本に寒気が入って来ますので、場合によっては穂高にはふたたび雪が舞うかも知れません。

2007/10/3撮影
-写真提供涸沢ヒュッテより-

(2007/10/4情報)
涸沢カールの紅葉は9月下旬頃より色変わりが始りましたが、まだ充分に紅葉になっておらず、かなり遅れております。やはり9月の高温が影響しているようです。このところ気温はだいぶ下がり始めてきておりますが、初霜、初冠雪もまだ観測されておりません。紅葉の見頃は10月上旬後半から中旬の前半頃と予想されます。

2007/9/28撮影
-写真提供涸沢ヒュッテより-
(2007/9/28情報)
涸沢カールの紅葉は今年は若干色付きが遅れております。今はナナカマドの葉が一部色変わりを始めたところです。9月に暖かい日が多かったのが原因しているかと思われます。昨日9月27日の温度は朝方は5度くらい、日中は15度くらいで冷え込みもちょっと弱そうな感じです。北海道で雪が降ったり、穂高でも初氷が張った情報が入って来ておりますので、これから冷え込みもきつくなれば紅葉も一気に加速されますので、今後の気温に注目です。予想では今月終わり頃より、色付きが増し、来月連休から中旬頃が見頃と予想されます。

(2007/9/18情報)
涸沢カールは涸沢岳下部の辺から草紅葉が始まり、だんだん広がりを見せております。 ナナカマドの実も真っ赤に色付き、色変わりの変化を見せ始めております。気温も朝方は5度くらいまで下がり、日中は15度ほどの気温となって来ており、冷え込みも次第に厳しさを増してくれば紅葉も始まって来るでしょう。今のところは今月の下旬頃より始まり10月上旬が見頃の予想です。今後の気温に注目です。

・2006年 涸沢カール 夏の情報
2006/7/8情報
涸沢カールの残雪は2mくらいの状況です。横尾からの登山道状況は本谷橋からはしばらくすると、夏道上に雪渓が残っております。赤のマーキングが付けてありますので、それに沿って登って下さい。屏風岩側からの落石に注意してください。朝は雪がかたく凍っていますので涸沢からの下りは軽アイゼンがあると便利です。涸沢から穂高連峰へは涸沢岳南陵とザイテングラードからは取り付けます。しかしアイゼンとピッケルなど冬山装備が必要です。
上高地から横尾までは雪はありません。
カール内では今ハクサンイチゲ、ミヤマキスミレ、エンレイソウ、シナノキンバイ、キバナシャクナゲ、ミヤマアカバナなどが見られます。